豪雨直後DADANの響き(DADAN「打男」の八千代座公演のこと)
当地は梅雨の豪雨で大変な被害をこうむった直後の日曜日県北の山鹿市でDADANの公演が行われた。数か月前にチケットを購入していて、こんな時に自分の楽しみごとをいいのかという思いもありつつ出かけた。
八千代座という昔の歌舞伎小屋を復元した趣のある会場はDADANにはうってつけの場所のように思えた。パーカッション(竹の楽器らしい響き)が真っ暗な中から響きはじめ、次第に大きく、しかしやわらかで抜けていくような軽快な音はイントロダクションとしてとても小気味よい物だった。
ドラム様の太鼓を床に据えて打ち鳴らす、竹琴と言ってよいのかそれとのコンビネーション。メンバーは7-8名が入れ替わり立ち代りそれぞれの持ち場を素早く交代し叩き込む。上体をそらし大きく脚を広げて和太鼓の面にある勾玉の文様を割れんばかりに打つ。大音響になったり、かすかなばちの捌き音になったり繰り返し繰り返しうねりのように響き渡り熱気に包まれる。
四肢が飛び跳ね、宙を舞って別の太鼓に入れ替わる。腹に反響音が低く伝って体で受ける音の心地よさを何度も感じつつ佳境に入る。時折声が混じり叩き手もトランス状態なのではと思う。
潮が引くように大きなうねりから、静寂の響きに変わりいよいよ空間が満足の気配に変わっていく。会場が混然一体となって拍手喝采、ため息、叫び声がとびクライマックスへと、、、。会場を練り歩く和のマーチングも楽しかった。スマートな演出は玉三郎さんによるものと感動した。素晴らしい日曜の午後。
当地は梅雨の豪雨で大変な被害をこうむった直後の日曜日県北の山鹿市でDADANの公演が行われた。数か月前にチケットを購入していて、こんな時に自分の楽しみごとをいいのかという思いもありつつ出かけた。
八千代座という昔の歌舞伎小屋を復元した趣のある会場はDADANにはうってつけの場所のように思えた。パーカッション(竹の楽器らしい響き)が真っ暗な中から響きはじめ、次第に大きく、しかしやわらかで抜けていくような軽快な音はイントロダクションとしてとても小気味よい物だった。
ドラム様の太鼓を床に据えて打ち鳴らす、竹琴と言ってよいのかそれとのコンビネーション。メンバーは7-8名が入れ替わり立ち代りそれぞれの持ち場を素早く交代し叩き込む。上体をそらし大きく脚を広げて和太鼓の面にある勾玉の文様を割れんばかりに打つ。大音響になったり、かすかなばちの捌き音になったり繰り返し繰り返しうねりのように響き渡り熱気に包まれる。
四肢が飛び跳ね、宙を舞って別の太鼓に入れ替わる。腹に反響音が低く伝って体で受ける音の心地よさを何度も感じつつ佳境に入る。時折声が混じり叩き手もトランス状態なのではと思う。
潮が引くように大きなうねりから、静寂の響きに変わりいよいよ空間が満足の気配に変わっていく。会場が混然一体となって拍手喝采、ため息、叫び声がとびクライマックスへと、、、。会場を練り歩く和のマーチングも楽しかった。スマートな演出は玉三郎さんによるものと感動した。素晴らしい日曜の午後。