2012年09月

湿原をたづねてバイク旅P1020163

郵便局の待合にあった家の光という農家向けの月刊誌を開いたら、近くの農家で守ってきましたという宮崎県の川坂、家田という湿原が掲載されていて気になっていた。気候がよくなったら行ってみようと夫に持ちかけたのがバイクツーリングの旅で実現。

一日目があいにくの雨天で宿に行くだけの日程になったが、昼食を食べに寄った道の駅のメニューも満足で、今回はどうも食事には恵まれそうだという予感。

コースはここ熊本を9時出発、大分との県境波野で小休止、豊後大野の道の駅きよかわで昼食、 続いて 佐伯に近い弥生道の駅小休止、佐伯を通過せず手前で右折して東九州道工事中のルートに沿って蒲江に到るコースだった。180kmのバイク(タンデム)はかなり堪えたが景色や道すがらのつまみ食いなど楽しみも多かった。(休憩含み6時間のライディング)

今回で4度目の蒲江おさかなグルメ行、初めての民宿をネットで予約したが、大当たり。宿の女将はすべて手料理でもてなしてくれた。最初に登場したのが伊勢海老のおつくり他小鉢数点、エソのすり身を直前に揚げたアツアツのてんぷら、小イワシの甘露煮、すでに途中で満腹状態ながら、出されるとやはり箸を伸ばしてしまう。〆は伊勢海老の味噌汁にきゅうりの漬物でアツアツのご飯が進み過ぎてしまった。(民宿しまんご)

翌日快晴、目指す湿原まで80kmほど延岡に向かう途中北川はゆま道の駅が目印となる。バイクの便利なところは狭い道もなんのそのだ。田圃に囲まれた一角に浅い池のような湿地がいくつかあって、めずらしい植生がある。川面には久しく見かけなかったハグロトンボ(黒い羽根の)がちらちらと飛び交い、遠くの畔道には黄金色の稲穂を縁取るように赤い彼岸花がうつくしい。刈取りの時期らしく、間に刈り込んだ田んぼにはシラサギが群れなして餌をついばむ。いい光景だとカメラを向けて近づくと一斉に飛び立って向こうへいってしまった。日本の田舎、のどかで平和だ。また折を見て、こんな景色に出会う小旅行を楽しみたい。
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秋の夜長
(虫たちの住み処:見事に露草の茂った?庭)

秋の宵が楽しめる気候のこの頃、我が家は庭の草を伸ばし放題にしている。前にも書いたが、木々や緑のないところでは暮らせないタイプなので、きれいに刈り込んだり、石固めやコンクリートで塗りこめた庭などとんでもないのだ。すぐ前に半年ばかり前にアパートが建って眺望はさえぎられた上にアスファルトで舗装された敷地は、夏の間照り返しでむっとする熱気が立ち込めた。(住人には申し訳ないが)

しかし、今や秋の様相。寝室の網戸越しに夜毎虫の音が楽しめる。なんと幸せな時間であろう。コオロギ、クツワムシ、・・????。あまり名前は知らないが、そのうちに鈴虫も来庭するに違いない。夫は最近気に入っている日本の歌(Forester)の懐かしい曲を聴いてから床に着き、続いて虫の音に聴き入るパターンにしているようだ。昨夜はてんてんてんまりの歌詞をよく理解してなかったと、、、、。

少し前の台風16号が思いのほか当地では静かに去ってくれたので、ほっとした。直前の夕暮れ時近く、店の橡にはツクツクホウシがやってきて、しばらくあの鳴き声を聞かせてくれた。今年も秋が来ると感じたばかりだった。台風には苦い経験があるので、油断禁物とばかりにベニヤ板を桟木に打ちつけて2軒の店を概ね一人で準備した。備えあれば憂いなしで徒労に終わっても、静かに去って行ってくれた台風に感謝だった。(被害を受けられた方々があるのはニュースで知っているが、、、、。)こうして虫の音を聞きながら休めるのである。

こんなたわいないブログで申し訳ない。秋の夜長皆さんどんなことをお楽しみだろうか?ワインのシーズン近し、、、。
(写真は近頃の簡単おつまみ)P1020144
P1020143(オリーブの新漬、焼きナスのクミン入りペースト)


P1020129狐の柄のトートBGとR.Cのプレート

製作と物色の日々

店で取り寄せる生地は何時も少しづつだから、輸入物は時々廃番になってしまってたりする。とりわけKINNASAND(シナサンドと読む)の生地が気に入っているがあまり情報がなく、国内代理店のお世話になったりしながら、気に入りの柄を取り寄せている。

夏の柄はNINA JOBSのデザインのレモンイエローで大きな鳥がグレーの葉っぱと共に描かれてるのが気に入っていたが、何も作らず(タペストリーかスクリーン向き)放っていた。秋に履きたいスカートを縫うつもりで生地のストックを広げていると20年ばかり前にSWEDENのデパートNKで購入した動物の柄のハンドプリントが出てきた。当時インテリア雑誌に掲載された高額なプリントだったが、またいつ来るかわからない(いつもこの切迫感に負ける)ので死んだ気になって買ったものだ。

が、得てして気に入り過ぎて鋏を入れられずしばし保管となって後、その保管先とコレクションの印象はその時点で私の微弱な脳細胞の彼方へと追いやられ、何年かして思いがけない場所から出てきたりする。

このところFINLANDのVAILLAというブランドの生地でいくつも巻きスカートを縫っている。店で履いてるとよく同じの作ってと言われ、今も一点ウェストを仕上ればという段階。昨日は同じ生地でクッションカバーをお客様と共同で3個分仕上、お持ち帰りに。

写真3が前述のハンドプリントのものでトートバッグを考えている。市内のTデパートの北欧展に出かけたら狐のプリントがやけに目に入ってきて買って来た。デザインがいいのでこれをまねてはどうかと思っている。ついでに思わずR.コペンハーゲンのプレートも一枚入手。こちらは大きなプレートに絵付けの機会を作ってクリスマス向けに仕上げようと思う。(いやーBOGだったか素敵な絵皿が手が出ず心残りなのだ。名刺はもらってある。)P1020134Hand Printed KinnasandP1020132Vaillaの生地で巻きスカート

9月の楽しみ

暑い夏が過ぎ、少しづつ秋の気配がし始める頃からが心身も落ち着くように思う。季節の中で秋が一番好きなのは食いしん坊のせいだろうか?(またまた食足りて、、、だ)

毎年今ぐらいから露地ものの無花果が出始める。店の前のは少し品種が違っていて、赤紫の小粒の実がなるがまだ早すぎる。夫の実家には一般的な品種(ドーフィン?)がすでに色づき、早くもがないとひび割れ始めたとの電話が入る。日曜に出かけて行って30個ほど熟れたものから持ち帰った。

白ワインで煮てコンポートにするのが恒例。これにバニラアイスを乗せて食べると得も言われぬ美味しさだ。店の常連の一人Tさんは、今年は?と催促する。数人に少量ではあるが手土産に配った。定番なので知っている人は、今年も無花果の時期ですねえという。無花果オバサン定着か?(便秘ではない!)

偶然、最新号の EL A TABLE にガスパッチョバスク風というのが載っていた。直後に来た友人二人のランチにそれを作ってみた。ガスパッチョスープに無花果と生ハムを乗せるというだけだが、バスク風と言って供したところ大変なグルメと勘違いされたようだ。メインは手抜きのタコライス再登場。(下写真)

今日は9月のドイツ料理の日だった。とっくにメンバー離脱だが(LDLプロブレムで)友人が集まるので、OBで顔を出すと、今回もドイツ人D君の美味しそうなメニュウ試食中。ミートボール付サフランライス?カレー風味にいんげんのサラダ。味見をさせてもらった。あー無花果持参すべきだったー。デザートにぴったりだったのに。

立ち寄ったのはドイツの白ソーセージ(バイスブルースト)を数人で共同取り寄せしているからだった。男の台所というお取り寄せサイトの白ソーセージのオススメコメントは私によるものです。〆切近いフォアグラオアも頼まねば。こんなことしていてLDLが解消するわけはない。そんなわけで午後からは核酸入りドリンクの説明会に参加したのであります。食べて飲んで健康の両立希望。P1020120
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